2023年の栽培について

 

なるべく無肥料、草生栽培

肥料による河川や地下水への影響、環境コストを考え肥料を使用しない作物の栽培に取り組んでいます。

土壌微生物の働きで肥料を補うために、適度な草地を設けるよう試みています。

 

固定種と在来種のみを栽培

 

 

 

化学肥料・化学農薬は使用しません

 

 

 

平飼いでニワトリ

 

 

 

 

2022年の栽培について

 

固定種と在来種のみを栽培

採種の歴史があって現代の食事があると考えています。薄れゆく作物の種と共に生きてきた感覚や、食べる感動を少しでも共有したいと考えています。

 

化学肥料・化学農薬は使用しません

大気や水質をより汚染する可能性があり、土壌生物への悪影響が懸念されるからです。農薬処理された種子も避けています。(国内育成および採種された黒キャベツのみ消毒された種子となりました。)

 

草生栽培と土壌への炭素貯留を探る

緑肥と呼ばれる草の種をまいて草マルチを増やします。一部で紙マルチや、サツマイモのみビニールマルチを使用します。また、トラクターによる耕起を減らし、土壌炭素の放出を減らしたいと考えています。

 

平飼いでニワトリ

3月に30羽ほどのヒヨコを迎え、わずかながら養鶏を始めてみました。野菜の残渣や、刈られた草、近隣のお米農家さんで出る屑米や、ラーメン屋さんで廃棄される煮干しを食事としています。鶏糞は使用できるほど蓄積しません。

 

 

2021年の栽培について

 

固定種、在来種のみを栽培します

作物として、生命として魅力だからです。圃場内交雑を一部許容したいと考えています。

 

化学肥料・農薬を使用しません

大気や水質をより汚染する可能性があり、土壌生物への悪影響が懸念されるからです。農薬処理された種子も避けています。

 

草生栽培改めます

紙マルチを積極的に活用します。除草への労力を少し減らしたいです。通路の草をより大切にします。

 

動物性堆肥の利用は控えます

遺伝子組み換え作物の飼料を支持しません。

 

米ぬかを用います

佐藤農園よりいただきます。土壌微生物が活性化すると考え、主に耕起前の圃場に。 

 

特殊肥料「ホタテで元気」を用います

近海の陸奥湾産ホタテを洗って粉末化しただけのもの。ビーツや果菜類等の作付け前に。

 

育苗に山土、腐葉土、モミ殻燻炭、モミ殻堆肥、コーヒー粕等堆肥、ホタテ貝粉末、草木灰を用います

日に当て風にさらし最適な水分量と粒度の黒土屋の山土は作業がしやすい。

腐葉土は、落ち葉や稲わらと米ぬかで発酵熱を利用した温床資材を堆積させて再利用。

モミ殻燻炭は、水はけや空気層の確保に役立ち育苗土を軽くする。

名店ジターヌで使用されたコーヒー粕は、水と米ぬかで発酵させて堆肥化。

バーク堆肥「まくだけで蘇る」とモミ殻堆肥「ナルナル菌」を試験的に導入します。

草木灰は、冬の薪ストーブの副産物。

 

2020年の栽培について

 

化学肥料・農薬を使用しません

大気や水質をより汚染する可能性があり、土壌生物への悪影響が懸念されるからです。

 

固定種・在来種のみを栽培します

 

草生栽培です

地上も地下も、よく働く多様な生物のために。

 

動物性堆肥の利用は控えます

遺伝子組み換え作物の飼料を支持しません。

 

米ぬかを用います

佐藤農園よりの頂き物を、微生物が活性化すると考え畑に振ります。 

 

ホタテ貝粉末を用います

ビーツやニンジン、果菜類の栽培に。

 

麦わらと麦の根を用います

麦の種をあちこちにまきます。

 

育苗に山土、腐葉土、モミ殻燻炭、モミ殻堆肥、コーヒー粕堆肥、ホタテ貝粉末、草木灰を用います

日に当て風にさらし最適な水分量と粒度の黒土屋の山土は作業がしやすい。

落ち葉や稲わらと米ぬかで発酵熱を利用した温床資材を堆積させて再利用。

モミ殻の燻炭や堆肥は、水はけや空気層の確保に役立ち育苗土を軽くする。

名店ジターヌで使用されたコーヒーは水と米ぬかのみで発酵し育苗の助けに。

ホタテ貝は、近海の陸奥湾産で土壌微生物が喜んでいる気がしています。

草木灰は、冬の薪ストーブの副産物。

 

 

2019年の栽培について

 

固定種・在来種のみを栽培します

誰かを頼れど採種を人任せにしないように。

太古よりつながれてきた種子を未来に渡す責任とロマンスがある。

生命体として魅力。

 

化学肥料・農薬を使用しません

作物に吸収されない多くの肥料分が水質を汚染する可能性がある。

空気中に放出される化学肥料の一部がオゾン層を破壊する。

目には見えない土壌生物への影響など生物相のバランスを大切に。

化学物質に敏感な方にも食べてほしい。

 

草生栽培です

地上も地下も多様な生物のために。

草が畑に還元できる有機物となる。

ビニールなどゴミが出ないし景観が好き。

 

育苗に山土、腐葉土、もみ殻くん炭、コーヒー粕堆肥、草木灰、えひめaiを用います

日に当て風にさらし最適な水分量と粒度の黒土屋の山土は作業がしやすい。

落ち葉や稲わらと米ぬかで発酵熱を利用した温床資材を堆積させて再利用。

くん炭は水はけや空気層の確保に役立ち育苗土を軽くもする。

名店ジターヌで使用されたコーヒーは水と米ぬかのみで発酵し育苗の助けになる。

薪ストーブの副産物である灰はアルカリ性。

自作できる酵母菌・乳酸菌・納豆菌の三位一体資材で水質など環境を浄化するとされています。

 

動物性堆肥の利用は控えます

遺伝子組み換え作物の飼料と用いられるだろう除草剤を支持しません。

畑への散布は重労働。

 

米ぬかを用います

主に佐藤農園よりの頂き物を微生物が活性化すると考え畑に振ります。 

 

ホタテ貝粉末を用います

近海の陸奥湾産で酸性雨による土壌の中和に効果を期待しています。 

 

ニーム液を用います

ビニールハウス内で発生するアブラムシが怖いので予防用としましたが散布継続は困難でした。

 

もみ殻堆肥を用います

米ぬかと麹菌で発酵させた資材で育苗土や有機物マルチに経済的な資材です。

 

竹粉末を用います

栽培期間が長いナスなどの定植時に、土の上にまきました。

 

 

2018年の肥料など

 

米ぬか・ホタテ貝粉末・コーヒー堆肥・もみ殻堆肥・もみ殻くん炭・山土・腐葉土・草木灰・えひめaiを用いています。

化学肥料・化学農薬・除草剤・動物性堆肥は使用していません。

 

米ぬか/物と時間があれば、植え付け前や植え付け後に畑にまきます。種まき発芽後にも。主に青森市の佐藤農園にお世話になっています。

ホタテ貝粉末/近場のむつ湾産。もと田んぼや耕作放棄地を畑にしているので、未散布地に使います。育苗にも少々。

コーヒー堆肥/カフェ・デ・ジターヌよりいただいたコーヒー粕を、米ぬかと水と空気と発酵分解します。主に育苗に。

もみ殻堆肥/となりの村の農協製です。もみ殻に米ぬかや麹菌を副資材に発酵分解しています。登録名「芽ばえ」。

もみ殻くん炭/佐藤農園のもみ殻を炭化。育苗やネギの定植に用います。

山土/近場の黒土屋より購入。

腐葉土/近辺の落ち葉や佐藤農園の稲わらに米ぬかと水を加え発酵させた数年前の温床資材を野外に放置したもの。育苗に利用。

草木灰/薪ストーブにて生産。

えひめai/乳酸菌、納豆菌、酵母菌を食品から自家培養したもの。育苗に。

葉活酢/光合成を補おうと冬のビニールハウス内で使用。

 

 

 

2017年の肥料など

育苗には、山土・もみ殻くん炭・もみ殻堆肥・草木灰・米ぬか発酵コーヒー粕を基本に用います。

なるべくなら外の物を畑に入れず、しかし必要と思い持ち込むものは出来る限り畑から近いものをと考えています。

 

3月 育苗の灌水にマイエンザを200〜500倍を目処に投入。

   ビニールハウスの通路に海藻堆肥をまきました。

4月 夏野菜定植予定地と直播畝の一部に米ぬか散布、乾燥を防ぐ為もみ殻堆肥を地表部にまきました。

   定植苗の株もとに海藻堆肥を置きました。

   ジャガイモ植え付け地へホタテ貝粉末を入れました。

5月 ネギ定植地にもみ殻くん炭を敷き、米ぬかを載せました。一部ホタテ貝粉末を入れました。

   ビニールハウスのトマト定植地にホタテ貝粉末を入れ、定植後の株周りに草木灰をひとつまみ、もみ殻堆肥を地表に敷きました。

 

マイエンザ/自家製配合の酵母菌・乳酸菌・納豆菌で、別名えひめai。三位一体で微生物を活発化すると言われている。

海藻堆肥/正式名は「蓬田ホタテ堆肥」、ホタテ貝養殖で上がる海藻を主に発酵させ堆肥化したもの。副資材に鶏糞、もみ殻を使用。

米ぬか/ほぼ佐藤農園さんよりいただいております。

ホタテ貝粉末/正式名は「ホタテで元気」、塩分を洗い流したホタテの貝殻を微細粒にしたもの。

 

山土/青森市の黒土屋の。

もみ殻くん炭/自家製。

もみ殻堆肥/正式名は「芽ばえ」、隣村の蓬田農協作製で米ぬかや麹菌を副資材に、もみ殻を発酵堆肥化させたもの。

草木灰/レストランの薪ストーブから出たいただきもの、もしくはビニールハウスの薪ストーブ。

コーヒー粕/コーヒー店よりいただいたものを自家発酵。

 

 

2016年の肥料など

育苗には、山土・もみ殻くん炭・草木灰を基本に用いています。

越冬野菜、えんれい大豆とほとんどの小豆以外の畑には「てんろ石灰」を用いています。

てんろ石灰の原材料は転炉スラグで、およそ1600度の熱を加えて生産される100%天然物で、製鉄所のゴミとも言われています。
一本ネギとオクラとカボチャ、一部のアーティチョークとキクイモは牛糞堆肥か馬糞堆肥を土中に入れています。
その他は、育苗時や定植時に土の上に自作のボカシ肥料、もしくは定植時に化石化した海鳥のフンを焼成した「フミングアノ」を置き肥しています。
ネギは育苗時に鶏糞を置き肥し、果菜類を含め定植時には米ヌカを置き肥します。
秋どりのキャベツやレタスは育苗土に自作のボカシ肥料、もみ殻堆肥を入れています。
上記以外は石灰のみ、もしくは米ぬか+石灰か無施肥です。

 

牛糞/つがる市 秋元ファーム
輸入配合飼料を入れつつ、地域の稲わらを積極的に飼料に活用。
もみ殻を副資材に十分に発酵済みと判断。

馬糞/五所川原市 小田桐産業
恐らく輸入の配合飼料が主体。
もみ殻を用いて良好な発酵具合いと判断。

鶏糞/黒石市 つがる養鶏
遺伝子組み換え飼料は用いておらず、抗生物質は入雛時のみの投与で、もみ殻を副資材に攪拌発酵済み。

 

もみ殻堆肥/蓬田村農協

野積みにした後、麹菌を加えて発酵させています。

自作ボカシ肥料
米ヌカ、コーヒー粕、もみ殻くん炭、山土、草木灰、上記の鶏糞やもみ殻堆肥を発酵熱がおさまるまで週一回切り返しています。